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メディア立ち上げの想い

たった今、あなたの住む場所で、東日本大震災のような大地震が起こったら……。

すぐに自分や大切な人の命を守る行動が取れますか?
家族と落ち合う場所や互いの安否を確認する方法は決めていますか?
住まいやライフラインが復旧するまでの、避難生活の準備は整っていますか?

災害大国日本に住んでいる限り、“絶対的に安全な場所”はどこにも存在しないと言っても過言ではありません。しかし多くの人がなぜか当たり前に、「自分や自分の家族に限っては被災しない」と思っているのです。

災害の規模が大きければ大きいほど、行政の手は被災地へなかなか届きません。

だからこそ、自分の命を自分で守る「自助」の力、弱い立場の人たちをみんなで守る「共助」の力を育て、まずは「死なない」こと。そして、万が一災害に巻き込まれたとしても、いち早く日常を取り戻すことが大切なのです。

本サイトでの発信を通し、日常生活の中で誰もが、防災を当たり前に考えられるような世の中になることを願っています。

著者プロフィール

うさぎ、ことライター及び編集者の原田 怜果(はらだ れいか)です。

私が防災に興味を持ったきっかけは、とある大雨の日、土砂崩れを警戒して、九州の田舎に2人で住んでいる祖父母が実家に疎開してきたことです。救急車が到着するのに20~30分かかる、と言えば、どれくらい田舎であるかが想像できるでしょうか。

注意報や警報を確認しながら余裕を持って出発したものの道路は大渋滞で、2人が到着したのは夜もかなり更けてから。降りしきる雨の中、夜間に運転をさせるのも気が気ではありませんでした。そして思ったのです。今回はある程度予測できる水害だったからよかったけれど、これが地震だったなら、と。

この出来事をきっかけに、私は過疎地域の高齢化や地域の防災について深く関心を持つようになります。

縁あって、一般社団法人地域安全協会代表理事の山本一先生に防災を学ばせていただく機会に恵まれ、自身も防災士となった今、一番感じているのは、もっともっと個々人の防災力(自助の力)を高める必要がある、ということです。

みんなが自分で自分の命を守れるようになれば、災害で命を落とす方はもっと減らせるはずです。そしていずれは、「誰一人死なない防災、誰一人死なせない防災」を実現したい。幸い私はライターですから、本サイトを通じ、文章での発信を通して、その一助となれれば幸いです。

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